導入
麻雀で「何を切ればいいか分からない」と迷う場面は、ターツ選択を整理できていないことが原因かもしれません。
ターツとは、メンツになる前の未完成ブロックのことです。
たとえば、両面・カンチャン・ペンチャンなどが代表的なターツです。
ターツ選択を理解すると、手牌の中で「残すべき形」と「先に切るべき形」が分かりやすくなります。
その結果、テンパイまでのスピードが上がり、打牌に迷う時間も減っていきます。
この記事では、麻雀初心者〜中級者向けに、ターツの強さランキングと、実戦で使いやすい判断基準を解説します。
目次
- ターツ選択とは?
- ターツの強さランキング
- 両面が最強の理由
- カンチャンとペンチャンの違い
- 内側カンチャンと外側カンチャンの違い
- 3トイツの対処法
- ターツ選択で迷わない基本手順
- よくある間違い
- FAQ
- まとめ
ターツ選択とは?
ターツ選択とは、手牌にある複数の未完成ブロックの中から、どのターツを残して、どのターツを切るかを判断することです。
麻雀の基本形は、基本的に以下の形を目指します。
- 4メンツ
- 1雀頭
メンツとは、順子や刻子のことです。
雀頭とは、同じ牌2枚で作るアタマのことです。
そのため、手牌作りでは「完成しやすいブロック」を残し、「完成しにくいブロック」を早めに見切ることが大切です。
ターツ選択が重要な理由
ターツ選択ができるようになると、以下のようなメリットがあります。
- テンパイまでが早くなる
- 形の悪いブロックを早めに整理できる
- 「何を切るか」で迷いにくくなる
- 牌効率の基本が身につく
特に初心者のうちは、手牌全体をなんとなく見て打牌を選びがちです。
しかし、ターツの強弱を知っておけば、判断をある程度ルール化できます。
ターツの強さランキング
まずは、基本となるターツの強さをランキングで整理しましょう。
| 強さ | ターツの種類 | 具体例 | 待ちの枚数 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| S級 | 両面 | ![]() ![]() ![]() | 最大8枚 | 最も強いターツ。受け入れが広く、アガリやすい |
| A級 | 内側カンチャン | ![]() ![]() ![]() | 最大4枚 | 両面への変化が多く、将来性が高い |
| B級 | 外側カンチャン | ![]() ![]() ![]() | 最大4枚 | 両面への変化が少なく、やや弱い |
| C級 | ペンチャン | ![]() ![]() ![]() | 最大4枚 | 両面に変化しにくく、基本的に切り候補 |
基本的な優先順位は、以下の通りです。
両面 > 内側カンチャン > 外側カンチャン > ペンチャン
ただし、実戦ではドラ、役、場況、安全度などによって判断が変わることもあります。
まずは基本の序列として、この順番を覚えておくとよいでしょう。
両面が最強の理由
両面は、ターツの中で最も強い形です。
たとえば、以下のような形です。


この形は、3または6を引けば順子が完成します。
つまり、受け入れが2種類あります。
1種類につき最大4枚あるため、合計で最大8枚の受け入れになります。
両面を残すメリット
両面を残すメリットは大きく分けて3つあります。
- 受け入れ枚数が多い
- テンパイしやすい
- テンパイ後もアガリやすい
麻雀では、テンパイするだけでなく、テンパイ後にアガリやすい形を作ることも重要です。
その意味でも、両面は非常に優秀なターツです。
両面は基本的に残す
手牌に複数のターツがある場合、両面は基本的に残します。
もちろん、役やドラ、安全度の都合で例外はあります。
しかし、牌効率を重視する場面では、両面を不用意に崩すのは避けたいところです。
カンチャンとペンチャンの違い
カンチャンとペンチャンは、どちらも待ちの枚数だけを見ると最大4枚です。
しかし、実際の強さは同じではありません。
一般的には、カンチャンのほうがペンチャンより強いと考えます。
カンチャンとは?
カンチャンとは、間の牌を引けば順子が完成する形です。


この場合、3を引けば順子が完成します。
ペンチャンとは?
ペンチャンとは、端にかかった待ちの形です。


この場合、3を引けば順子が完成します。
なぜカンチャンのほうが強いのか
カンチャンとペンチャンは、完成に必要な牌の枚数だけ見ると同じです。
しかし、違いは将来の変化しやすさにあります。
カンチャンは、別の牌を引いたときに両面へ変化することがあります。
一方、ペンチャンは端に寄っているため、両面への変化が遅くなりやすいです。
たとえば、カンチャンの以下の形を考えます。


ここに5を引くと、以下のような両面形を作りやすくなります。


一方、ペンチャンの以下の形は、両面へ変化するまでに手数がかかりやすいです。


この「良い形への変化しやすさ」が、カンチャンとペンチャンの大きな差です。
内側カンチャンと外側カンチャンの違い
同じカンチャンでも、内側にあるか外側にあるかで強さが変わります。
基本的には、内側カンチャンのほうが外側カンチャンより強いです。
外側カンチャンの例
外側カンチャンとは、端に近いカンチャンです。


この形は、2を引けば順子になります。
ただし、端に寄っているため、両面へ変化するルートが少なめです。
たとえば、4を引けば以下のような両面形に変化しやすくなります。


外側カンチャンは、ペンチャンよりは優秀なことが多いですが、内側カンチャンと比べると将来性はやや落ちます。
内側カンチャンの例
内側カンチャンとは、数牌の真ん中寄りにあるカンチャンです。


この形は、5を引けば順子になります。
さらに、3や7を引いたときに両面へ変化しやすいのが強みです。
3を引けば、以下のような両面形を作りやすくなります。


7を引けば、以下のような両面形も見えます。


このように、内側カンチャンは変化のルートが多いため、外側カンチャンより価値が高いと考えられます。
3トイツの対処法
ターツ選択で初心者がつまずきやすい形のひとつが、3トイツです。
3トイツとは、対子が3つある形です。
たとえば、以下のような状態です。







対子は雀頭候補になります。
しかし、麻雀の基本形では雀頭は1つあれば十分です。
そのため、対子が多すぎると、かえって手牌の進行が遅くなることがあります。
3トイツは1つほぐすのが基本
3トイツになったときは、基本的にどれか1つの対子をほぐすことを考えます。
もちろん、七対子や対々和を狙う場合は別です。
しかし、普通の4メンツ1雀頭を目指すなら、対子を持ちすぎると手が重くなりやすいです。
どの対子をほぐすべきか
対子をほぐすときは、以下のポイントを見ます。
- 役に絡みにくい対子
- ドラではない対子
- 安全牌として残す価値が低い対子
- 両面変化しにくい対子
- 鳴きにくい対子
ただし、どの対子を切るべきかは場況によって変わります。
端牌の対子を安全牌候補として残すこともあれば、真ん中の対子を残して攻撃力を重視することもあります。
大切なのは、「対子が多いから安心」と考えるのではなく、手牌の進行を止めていないかを確認することです。
ターツ選択で迷わない基本手順
ここからは、実戦でターツ選択に迷ったときの考え方を整理します。
1. 手牌をブロックに分ける
まずは、手牌を以下のように分けて考えます。
- 完成メンツ
- 両面ターツ
- カンチャン
- ペンチャン
- 対子
- 孤立牌
手牌をブロック単位で見ることで、どこが強くてどこが弱いのかが分かりやすくなります。
2. 5ブロックを意識する
麻雀の基本形は、4メンツ1雀頭です。
そのため、基本的には5ブロックを目指します。
6ブロック以上ある場合は、どこかのブロックを整理する必要があります。
このときに役立つのが、ターツの強さランキングです。
3. 弱いターツから切る
6ブロック以上あるときは、弱いターツから切るのが基本です。
優先的に切り候補にしたい順番は、以下の通りです。
- ペンチャン
- 外側カンチャン
- 使いにくい対子
- 内側カンチャン
- 両面
たとえば、以下のようにペンチャンと内側カンチャンがある場合を考えます。





基本的には、ペンチャンのほうが弱いので、

から整理することが多くなります。
4. ドラや役に絡むターツは慎重に扱う
ターツの強さランキングは重要ですが、常にそれだけで決めるわけではありません。
たとえば、以下のような要素がある場合は判断が変わります。
- ドラが絡んでいる
- 役に必要な形である
- 鳴きやすい形である
- 安全牌として残したい牌がある
- 他家からリーチが入っている
特にドラが絡むターツは、多少形が悪くても残す価値があります。
牌効率だけでなく、打点や守備も合わせて考えることが大切です。
よくある間違い
ターツ選択では、初心者がやりがちな間違いがいくつかあります。
待ち枚数だけで判断してしまう
カンチャンとペンチャンは、どちらも完成に必要な牌は最大4枚です。
しかし、ターツ選択では待ち枚数だけでなく、将来の変化も重要です。
ペンチャンは両面へ変化しにくいため、同じ4枚待ちでもカンチャンより弱く見られることが多いです。
対子を残しすぎる
対子はアタマ候補になりますが、3つ以上あると手牌が重くなることがあります。
特に、七対子や対々和を狙っていないのに対子を残しすぎると、メンツ作りが遅れやすくなります。
3トイツになったら、1つほぐす選択肢を考えましょう。
両面を簡単に崩してしまう
両面はターツの中でも非常に強い形です。
手なりでなんとなく両面を崩してしまうと、テンパイまでのスピードが落ちることがあります。
役やドラなどの理由がない限り、両面は大切に扱いましょう。
FAQ
Q. ターツ選択とは何ですか?
ターツ選択とは、手牌にある未完成ブロックの中から、どのターツを残してどのターツを切るか判断することです。
両面、カンチャン、ペンチャンなどの強さを比較して、テンパイしやすい形を残していきます。
Q. ターツの強さはどの順番で覚えればいいですか?
基本的には、以下の順番で覚えると分かりやすいです。
両面 > 内側カンチャン > 外側カンチャン > ペンチャン
まずはこの序列を基準にすると、打牌判断がしやすくなります。
Q. ペンチャンは必ず切るべきですか?
必ず切るわけではありません。
ただし、6ブロック以上あってターツを整理する場面では、ペンチャンは切り候補になりやすいです。
役に絡む場合や、他にターツが足りない場合は残すこともあります。
Q. カンチャンとペンチャンは待ち枚数が同じなのに、なぜ強さが違うのですか?
待ち枚数だけを見ると、どちらも最大4枚です。
しかし、カンチャンのほうが両面へ変化しやすい場面が多いため、ペンチャンより強く評価されます。
ターツ選択では、今の受け入れ枚数だけでなく、将来の変化も重要です。
Q. 3トイツのときはどうすればいいですか?
普通の4メンツ1雀頭を目指すなら、3トイツは1つほぐすことを考えます。
ただし、七対子や対々和を狙える場合は、対子を残す選択もあります。
手役、ドラ、場況を見て判断しましょう。
まとめ
ターツ選択は、麻雀の手牌作りでとても重要な考え方です。
基本の強さは、以下の順番で覚えましょう。
両面 > 内側カンチャン > 外側カンチャン > ペンチャン
特に、以下のポイントを意識すると判断しやすくなります。
- 両面は最優先で残す
- 内側カンチャンは変化が多く強い
- 外側カンチャンは内側カンチャンよりやや弱い
- ペンチャンは基本的に切り候補
- 3トイツは1つほぐすことを考える
- ドラや役に絡むターツは慎重に判断する
ターツ選択を覚えると、「何を切ればいいか分からない」という迷いが減ります。
まずは、手牌をブロックに分けて、強いターツを残し、弱いターツを整理することから始めてみましょう。


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